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| 第1回[2006年5月3日(水)〜5月8日(月)] |
| −準備編− |
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お遍路に行ってみよっかな・・・? お寺巡り、ご朱印集めが趣味の私にとって、四国八十八箇所巡礼は究極のご朱印ゲットの旅になるはず。おまけに、自慢の健脚を披露するにも「歩き遍路」はもってこいだったりするし、ついでに(?)親への供養もできそうだし(実際には、歩くのがしんどくて供養するどころではなかったけれど)。 でも、私でも歩けるのだろうか? まずは、本やネットで情報収集してみるか。 探してみると、本もサイトもかなりの数がある。もしかして、今、世の中はお遍路ブームなのか? それらの中で私がもっぱら活用したのは、次のもの。 ●本 「四国八十八カ所を歩く どこからでも始められる50日間1100キロの旅」(へんろみち保存協力会監修 山と渓谷社) 「私のお遍路日記 歩いて回る四国88カ所」(佐藤光代 西日本出版社) ●インターネットサイト 「掬水へんろ館」 これらによると、八十八箇所を通し打ち(※1)するには、だいたい40〜50日かかるとか。そういえば、お寺さん主催のバスツアーで巡礼し結願(※2)した従姉妹も、5泊6日程の巡礼を4回ぐらい繰り返していたっけ・・・。私は会社員ゆえ、長期の休暇を取ることはよほどのことがない限り不可能なわけで、区切り打ち(※1)をすることになるのだが、そうなると、一体何度四国を往復すればいいことになるのやら。まとまった休みといえば、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休み。でも、真夏や真冬に長時間歩くのは無理。とするとゴールデンウィークだけ。これじゃぁ、結願するまでに何年もかかってしまうだろう。こりゃ始めるのは早いに越したことはない。よし、今年のゴールデンウィークに決行だ! これが、3月頃のこと。 本やネットを参考にして、計画作成。一日でどのぐらいまで歩けるものなの? 長期戦なら途中で休養を取ることも必要、無理は禁物だろうが、短期決戦なら多少の無茶はできそうな気もするし(と行く前は思っていた)。そこで、今回は5泊6日で22番札所の平等寺(びょうどうじ)まで、無理ならば19番札所の立江寺(たつえじ)までを目標とすることに。この2寺は、JRの駅近くにあるお寺なのだ。平等寺はJR牟岐線・新野駅、立江寺は同線・立江駅からすぐのところ、つまり帰りやすいと同時に、次に行く時に行きやすいというわけ。 とりあえず宿だけは確保しておかなければと、4月に入ってすぐに予約。大抵のお遍路さんは、「明日はこのあたりまでは行けそうだ」と、前日に宿の予約を入れつつ歩かれているようだが、お遍路シーズン真っ只中のゴールデンウィークは、そうはいかない。野宿するにはつらいトシだし、一応、オンナだし。 4泊目までの予約(1つは徳島市内だったためネットでホテルを予約)を入れたのだが、民宿2軒はこちらの氏名を名乗っただけ。自ら「連絡先を伝えておかなくてもいいですか?」と申し出たのに、「いいですぅ。泊まらない時は早めに連絡くださいねぇ」で済んでしまった。これでちゃんと予約できているのか、かなり不安。特に、1軒目の宿。電話に出たおばあちゃん。大丈夫なのか!? そして、すぐに各札所へ納めるための「般若心経」の写経を開始。そもそも、お寺さんに納経したことの証明としていただくのが納経帳への「御朱印」。私の御朱印集めは納経もせず、300円払っていただいてくるだけのスタンプラリー。でも、四国のお遍路では本来の趣旨に則って、きちんと納経したいと考えた。そうでなくとも動機が不純なお遍路なので、せめて写経ぐらいはしていかないと、お大師様に申し訳ない。 22番までが目標なので、22枚の写経を用意。見本の上に用紙を置いてなぞっていくだけなのだが、意外と時間がかかるもの。1枚書くのに約30分。出発までの日々、ちょっと手が空いたときには、迷わずテレビを消して写経した。 お遍路には、白衣、杖、菅笠、山谷袋、納経帳、納め札、ろうそく、線香などなど欠かせないものがいくつかある。フル装備をするとこんな具合だ(※3)。これらをどうするか? 1番札所の霊山寺(りょうぜんじ)の売店で一通り揃えることができるのだが、ネット通販するという手もある。私は、納経帳、納め札、そして「お遍路のバイブル」と言われる「四国遍路ひとり歩き同行二人 地図編」(へんろみち保存協力会編)という本をあらかじめ通販で入手した。理由は、納経帳などを入れて歩くためのポシェットを買うために(※4)荷物がどのぐらいの大きさになるのか知りたかったことと、地図は必要箇所だけコピーして持っていくようにしたかったということ。本のままでは重いので、少しでも軽くなるように。 あと必要な白衣、杖、菅笠は1番札所で買うことに。杖は、お大師様の分身とも言われているものなので絶対買うとして、うーん、菅笠はどうしよう? やっぱり必要なのかな? でも、持って帰るの大変そうだし・・・。 ※1 「通し打ち」と「区切り打ち」 札所をお参りすることを「打つ」と言う。「通し打ち」は一気に八十八箇所全てを打つこと。「区切り打ち」は何回かに分けながら打っていくこと。区切り打ちの場合は、道の途中ではなく札所単位で区切り、大師堂で打ち止めにして、次回はその大師堂で打ち始めの挨拶をしてから歩き出すのが作法とされている。また、1番から順に廻ることを「順打ち」、88番から廻ることを「逆打ち」と言う。 ※2 結願(けちがん) 八十八箇所全ての札所を巡拝し終えること。 ※3 イラストレーターのおかだとよいちさん お遍路中、このイラストを描かれたおかださんにお目にかかることができた。おかださんのイラストは、こちらのサイトで拝見できる。 そして、菅直人さん。私が3日目に泊まった宿に、菅さんも泊まられたようで写真が飾ってあった。2巡目を打っているという女性遍路のKさん曰く「足摺の宿でも写真を見たよ」とのこと。菅さん、どこまで歩いたんでしたっけ? ※4 ポシェット お遍路さん用のポシェット(?)として山谷袋というのがあるのだが、布製のものはクタクタになってしまいそうだし、ビニール製の固いものは歩く時に足にあたって痛いと本に書かれていたので、私は普通のポシェットを持っていくことにした。そうすればお遍路だけじゃなく普段使いもできるし。でも、実際歩いてみると、斜めかけのポシェットは使い心地はイマイチ。歩いていると、小さなポシェットでもその重みが肩に食い込んでくるように感じられる。ウエストバッグや、チェストポーチ(と呼ばれるものがあることを最近知りました)のほうがいいみたい。 |
お遍路用品ショップの札所○番さん 納経すると、御朱印と遺書に「御影」と呼ばれる各札所のご本尊が描かれた御札をいただくことができる。とっても大事なものなので、納経帳と御影入れが一緒になったタイプのものを注文したのだが、届いたのを見たら歩き遍路には不向きなサイズ。大変申し訳なかったのだが、もっと小さな納経帳と御影入れ1冊ずつとの商品交換を申し出たところ、「確かに歩く方には大きすぎますね〜」と快く応じてくださった。そして、メールには「頑張ってくださいね。応援しています。お遍路中に困ったことがあったらいつでもメールください」とのあたたかいお言葉が・・・ |
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