![]() |
| 第5回[2008年5月2日(金)〜5月7日(水)] |
| 6日目 5月7日(水) |
今日はいよいよ愛媛に入る。葛飾さん夫婦と一緒に宿を出た。相模原さんはまだ。でも、きっとすぐに追いつくだろう。 難所と思われる場所は高知と愛媛の県境の松尾峠。私は帰りのバスの時間があるので、急がねばならない。葛飾さんたちは40番からさらに6キロほど先の宿を取ったということで、夕方までに着くために急ぐというので、私にとってもちょうど良いペース。おいていかれないように頑張るぞ。 国道56号を宿毛市内に向かって進む。嶋屋のおじさんに、宿毛の町まで1時間半ぐらい、ローソンがあるから、そこで飲み物と食べ物を買ってから古道に入るように、そうしないと何もないと言われたので、まずはローソンを目指す。案の定、途中で相模原さんが追いついてきた。昨日と同じ順番、葛飾さんご主人←奥さん←私←相模原さんの順で行進(笑) ローソンでおにぎり、パン、アクエリアス等購入。準備OK。いざ、峠へ。ここで、葛飾さん夫婦と、私・相模原さん組に分かれることに。ローソンの店員さんが教えてくれた道と、遍路地図に載っている道が噛み合わず、葛飾さんは店員さんの言う道を、私たちは地図に従って行くことにした。結局、峠に出ることには変わりはないのだけれど。 住宅地の裏から古道に入った。このぐらいならば楽に上れるという程度の上り坂。相模原さんも「なんだ、このぐらいなら国道歩くのと変わらないな」とズンズン進む。「そうですねー」なんて、私もけっこう気楽なものだった。 大深浦の集落に出ると、番所跡。この道、江戸時代は伊予と愛媛を結ぶ幹線道路だったらしい。 |
![]() |
| 集落のはずれから、再び山道に。ここからはうってかわって勾配のきつい上り坂になった。坂だけじゃなく、長い階段も続いていて、かなりシンドイ。途中、休み休み行ったのだが、それでもきつい。時折見える宿毛の海の美しい景色が救い。 |
![]() |
| ぐーんと上りつめたところに小さなお堂が建っていた。松尾峠に到着。土佐国と伊予国との境目。とうとう愛媛に入った!! |
![]() |
| お昼にするにはまだ早かったので、休まずに峠を下った。 愛南町に入ると、休憩するのに手頃な神社があった。そこで荷物を下ろし、階段に腰掛けてお昼にした。暑いのだけれど、時折涼しい風が吹いてきていい感じ。うっかりすると昼寝してしまいそうな心地よさ。のんびりし過ぎてもいけないので、ほどほどのところで再び歩き出した。 |
![]() |
| すると、前方に葛飾さん夫妻が行くのが見える。ご主人のスピードが、前日に比べて落ちてきているような。相模原さんと、追いついてちょっと煽ってみようかということに(←悪人)。 果たして、追いついてみると、俄然ご主人のスピードがアップ。面白いなぁ。また、4人で順番通りに行進。 町中に入り、僧都川の河原の遍路道を歩いて、40番札所の観自在寺(かんじざいじ)に到着。午後1時40分。当初の予定通り、40番まで打つことができた。やっほーい!! 40番は1番札所の霊山寺から一番距離が遠いお寺で「裏関所」とも言われている。お寺の数的にはまだ半分いっていないけれど、ここから先は、1番に向かって歩いて行くことになるのだ。 |
![]() |
| 団体お遍路さんに混じってお参り。大師堂のお賽銭箱の上には、大きな法具が載せられており、ご利益をいただこうとナデナデ。 |
![]() ![]() |
| 納経印をいただいて、白衣を脱いでリュックにしまった。私はここで、打ち止め。葛飾さん、相模原さんともここでお別れ。お世話になりました。頑張って、結願してくださいね。 写真を撮ったりしつつ、しばらく境内をブラブラ。墓地には平城天皇の遺髪が納められているという五輪塔があった。観自在寺は平城天皇の勅額寺なのだ。 |
![]() |
| わかってはいたことだが、バスが来るまであと1時間以上ある。お茶するような喫茶店もない。タクシーを呼び、宿毛駅まで乗せてもらった。7時間以上もかけて歩いてきたというのに、戻るのはあっという間。ローソンの脇を通った時には思わず笑ってしまった。 宿毛駅でも、電車の時間まで1時間以上あったので、駅前の食堂で早い夕食とした。駅前にお相撲の幟がはためいていたので巡業でもあるのかと客待ち中のタクシーの運転手に聞いてみたら、豊の島の実家がすぐそこなんだそう。あ、よく見れば、全て豊の島の幟だわ。 |
![]() |
| 1両編成の土佐くろしお鉄道に乗って中村駅まで。 |
![]() |
| 中村駅から特急南風26号に乗り換えて高知駅へ。次回、もう一回だけこの経路を辿る。そしたら、その後は愛媛からの出入りになる。高知発の夜行バスに乗るのも、これが最後。連休は昨日までだったので、それほど混雑することはないだろうと思っていたのだが、バスは満席だった。あとは寝て帰るだけ。 朝になれば東京で、すぐに現実に引き戻されることだろう。 |
嶋屋(6:40出発)→13.8キロ→松尾峠(10:15着)→13.4キロ→40番(13:40着) 総距離27.2キロ かかったお金 その他 1,590円 40番→宿毛駅(タクシー) 4,700円 宿毛駅→高知駅 4,510円 |
葛飾さんご夫妻と相模原さん 確か、葛飾さんのご主人が68歳で相模原さんが67歳。それに葛飾さんの奥さんと、とにかく愉快で健脚な方々でした。葛飾さんも相模原さんも通し打ちで、歩いている途中で知り合いになり、着かず離れず行動している状態になっているようでした。ウマが合ったのでしょう。3人とも、私を実年齢よりもかなり若いと勘違いされたようで、何かと親切にしてくださいました(最後まで本当の歳は明かさず)。最後の2日間はほとんど一緒に歩いたのですが、この方たちのペースに引きずられて進むことができたので、40番まで辿りつくことができたのではないかと思います。本当にありがとうございました。メールアドレスも交換しました。結願したらメールを送ってくださることになっています。葛飾さんは結願したら高野山に行くと、相模原さんは奥さんを呼ぼうかと思っていると話しておられました。で、温泉にでも行こうかなと。無事の結願をお祈りしています。 葛飾さんの奥さんと(39番 延光寺) |
| −了− |